サンデーマウンテン 平岡和彦さんを講師のお一人に迎え、現実的に創業を考えたい人のための「創業事例セミナー」開催!

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 福井ビズカフェ「現実的に創業を考えたい人のための 創業事例セミナー」では、2人の先輩起業家を講師にお招きし、創業した理由、事業を軌道にのせるまでの苦労話、販路開拓秘話などを、創業にまつわる体験談を語っていただきます。あなたも2人の先輩起業家の体験談を通じて、「創業するということ」について考えてみませんか?

 こんにちは。福井県の起業家向け相談窓口や起業セミナーを企画・運営している「ふくい創業者育成プロジェクト」事務局の岡田です。

福井ビズカフェの講師のお一人、平岡さんにインタビューして参りました

 坂井市春江町を拠点に、普段使いのアパレルから本格的な登山用具まで世界のアウトドアブランドを取扱う『サンデーマウンテン』を運営する株式会社カンパネラ。
 ネットショップでは、2014年と2016年に「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー アウトドアレジャージャンル賞」を受賞し、実店舗では、2014年に倉庫直結の1号店を、2015年にはテント等大型の商品もそろえた2号店をオープンさせるなど、事業を軌道に乗せていらっしゃいます。

 「高校生の時から自分でお店がしたかったんです。音楽と洋服が好きでね。洋服屋さんがしたいと思っていました。」と語る平岡さん。大学卒業後は、アパレル関係の会社に入社し、管理部門に所属。会社の通販事業の立ち上げに携わり、その後、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーを5年連続で受賞するなど実績を残しました。
 勤めていた会社が扱うアパレル商品は女性物が中心だったこともあり、「自分が使いたいと思えるものを自分で売りたい」という思いから、2012年に起業。アウトドア用品のネット通販会社を立ち上げました。
 「最初はお金も無かったですし、無理して実店舗を出してもうまくいかないだろうと考え、ネットショップから始めました。」と当時を振り返ります。

起業当初は売る物が無く、仕入れ先の開拓に奔走

 起業当初は売る物が無く、仕入れ先の開拓に苦労したと言います。全国のメーカーを飛び回り取引の依頼に終始したそうですが、門前払いされたり、電話をしてもつながらなかったりの連続だったそうです。
 「その中で一社だけが、取引してくれることになりました。熱意だけだったと思います。そこに対しては、今も恩義を感じています。」と感謝の気持ちを語る平岡さん。そのメーカーの商品の販売実績をもとに、他のメーカーも取引してくれるようになったそうです。
 
 2014年と2016年には「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー アウトドアレジャージャンル賞」を受賞し、「やるからにはアウトドア販売で日本一」という自身の夢に着実に近づきました。

 ウェブの顧客が増えるにつれ、「実際の商品を確認したい」との声も多くなったことから、2014年に倉庫直結の1号店を、2015年にはテント等大型の商品もそろえた2号店をオープンさせました。県内はもちろん、全国からアウトドアファンが来店するそうです。

競合が増える中、次の一手を考えた~オリジナルブランドの立ち上げ

 2016年には、「玄関から一歩外に出たらアウトドア」の発想で、生活に密着したオリジナルレインブランドを立ち上げました。「競合が増えていく中、自分でアイテムを作ることが重要と考えたから」と制作動機を語ります。

 ブランド名は、「waltz in the rain(ワルツ イン ザ レイン)」。「雨の日をワルツを踊るように楽しめる」がコンセプトだそうです。

 県内企業の生地や製造技術を活かし完成させた、撥水生地を使用した自動開閉の折りたたみ傘「Nu-Rain(ヌレイン)」が好評です。
 私も愛用しているのですが、ボタンを押すとワンタッチで開閉し、水をよくはじきます。玉のように流れ落ちていくのにはビックリしますよ!
 ※参考 https://www.youtube.com/watch?v=7QSAf3XigTY 
 

ただ情報に流されるのではなく、自分の目で判断したい

 SNSやインターネット情報はもちろんのこと、月に20冊以上雑誌を読んだり、国内外問わず良いお店には実際に足を運ぶなど、情報には常にアンテナを張っていると言います。

 「ただ情報に流されるのではなく、そのものが良いとか悪いとかは、自分の目で判断したいと常に思っています。」と語る平岡さん。その目利き力こそが、現在の販売実績につながる秘訣なのかもしれませんね。

「現実的に創業を考えたい人のための 創業事例セミナー」にご参加ください

 「自分のやりたいことをやった方がいい。人は上手くいかなくなった時にいろんなことのせいにしようとしちゃうから、それなら自分のやりたいことをやった方がいいと思うんです。それに今は、自分の好きなことができる時代なんじゃないかと思います。好きなことの情報を集めたり伝えたりすることが、そのまま仕事につながる時代なんですよね。」と語る平岡さん。 
 スタートアップ時の苦労もなんら苦労と感じさせず、どんな困難も当たり前のことのように淡々と語る平岡さんからは、自分のやりたいことをやりきる覚悟が伝わってきて、私まで清々しい気持ちになりました。

 今回の福井ビズカフェ「現実的に創業を考えたい人のための 創業事例セミナー」では、ピアズ・マネジメント株式会社/ハピログ株式会社 代表の中林秀仁さん、株式会社カンパネラ 代表の平岡和彦さん、2人の先輩起業家を講師にお招きし、創業した理由、事業を軌道にのせるまでの苦労話、販路開拓秘話などを、創業にまつわる体験談を語っていただきます。
 あなたも2人の先輩起業家の体験談を通じて、「創業するということ」について考えてみませんか?

福井ビズカフェ「現実的に創業を考えたい人のための 創業事例セミナー」

■日時:2017年3月16日(木)18:30~20:30
■場所:福井県産業情報センター(坂井市丸岡町熊堂3-7-1-16)
■講師:中林秀仁氏(ピアズ・マネジメント株式会社 /ハピログ株式会社 代表取締役)
■講師:平岡和彦氏(株式会社カンパネラ 代表取締役社長)
※講師プロフィールはこちらをごらんください
https://www.s-project.biz/seminar/2017-3-16
■主催:(公財)ふくい産業支援センター
■対象
福井県内在住の方もしくは福井県内で起業予定の方で、
・今は考えていないが創業意欲の強い方
・これから創業を考えている方
・創業して間もない方(概ね5年以内)
・新事業を立ち上げたい方(検討している方)
■お申込み先
[電話でのお申し込み]
 0776-67-7416までおかけ下さい(受付時間:平日の8時30分~17時15分まで)

[ホームページでの申し込み]
こちらのお申込みフォームからお願いいたします。
https://www.s-project.biz/seminar/2017-3-16

◆今日のつぶやき◆
 私も大学時代に山岳部に所属していたこともあり、山の話で盛り上がりました。
 私が山に行っていた当時は、”山ガール”と流行り出した頃よりもずっと前だったので、おしゃれなウェアもなく、キャップにジャージ上下(しかも赤!)というモッサリした格好だったような・・。時代を感じます(笑)
(岡田留理)

■問合せ先

公益財団法人ふくい産業支援センター
創業・Eビジネス支援グループ 岡田
Tel:0776-67-7416
E-mail:ebiz-g@fisc.jp
HP:https://www.s-project.biz/


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岡田 留理(おかだ るり)

公益財団法人ふくい産業支援センター職員。特定社会保険労務士。 開業社労士時代は、中小企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントを経験。2015年にふくい産業支援センターに入職した。 2015年よりふくい創業者育成プロジェクト(現ふくいベンチャー創出プロジェクト)を担当。2017年に「福井ベンチャーピッチ」を立ち上げ、県内ベンチャー企業の登竜門となるピッチイベントへと成長させる。2018年、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。 ★President Onlineに寄稿した記事→http://urx2.nu/pVYq

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