ベンチャー支援担当として、知りたい!と思っていたことが網羅されている本だったので、福井の起業家やベンチャー経営者の皆様にぜひ読んで欲しいと思いブログを書きました。よろしければ、ぜひチェックしてください!
マニアックな堀社長の本なら絶対に面白い!
今回のブログは、「STARTUP 優れた起業家は、何を考えどう行動したか」という本のご紹介です。
この本は、日本最大手のコーポレートベンチャーキャピタル YJキャピタルの堀社長と、慶応大学の琴坂先生らの共著により、NewsPicksパブリッシングから出版されたものです。堀社長は、福井ベンチャーピッチのアドバイザーとしてもお世話になっています。
私は今回、SNSを通じて堀社長が著書を出版されると知ったのですが、「マニアックで研究熱心な堀社長の本なら絶対に面白いはず!」と思い、発売前から「絶対に買うぞ!」と決めていました。
堀社長とのエピソード
堀社長とのエピソードを少しご紹介したいと思います。
私は以前、PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)に 東京と地方の「ベンチャー格差」が消えない理由 というタイトルで記事を書かせていただいたのですが、実はこの記事は、堀社長とのディスカッションが着想のきっかけでした。
以前、大手ベンチャーキャピタルの社長から、「今やインターネットが普及し、どこに住んでいてもタイムリーな情報が等しく入手できる世の中で、地方のベンチャーはいまだに何を格差として感じているのでしょうか」と質問されたことがある
という文言で記事はスタートするのですが、ここで登場する大手ベンチャーキャピタルの社長こそが、堀社長です。
堀社長は、初対面にも関わらず、地方(福井)のベンチャー事情に大変興味をもってくださり、本当に研究熱心というか、いろいろと突っ込んだ質問をしてくださって、時間を忘れてお話しさせていただいたことがとても印象に残っています。
福井ベンチャーピッチで基調講演をしていただいた際には、福井のニーズを細かくくみ取って入念に準備してくださり、また、講演後も、アンケート結果をまとめた分厚い資料を熟読して感想を寄せてくださるなど、とにかく現場重視と言いますか、何度も繰り返しになりますが、こんなにマニアックで研究熱心な社長がいるんだなと、知れば知るほど驚いたくらいです。
地方ベンチャーほど手に取って読んでほしい
そんな堀社長が書かれた著書。面白くないわけがない!
読んでみて、本当に期待を裏切らない一冊と言いますか、期待を上回る面白さにかなり興奮しました。
最大の魅力はやはり、事例の豊富さではないかと思います。
今をときめく起業家の方々の事例がこんなに詰まった本はそうそうないはず!
そして、さらにスゴイ点は、起業家の事例を起点に、起業家が何を考えてどう行動したのかというところが体系的にまとめられているので、起業家のノウハウ本にもなっているところです。
活躍する起業家の行動からノウハウを紐解く本だからこそ、読み進めれば読み進めるほどワクワクが止まらなくなるのだと思います。
あと、これは個人的な考えになりますが、私は、地方のベンチャーほど読んでほしい一冊だと思います。
都会と地方との情報の壁を取っ払ってくれた感覚と言いますか、少し大げさな表現をすれば、まるで自分も、LODGE(Yahoo! JAPANのオフィス内にあるオープンコラボレーションスペース)にいて、起業家同士交流しながら、情報やノウハウを交換し合っているような、身近感を提供してくれます。
地方にいながらそんな感覚になれるなんて、最高ですよね!
さいごに
堀社長は、読後の感想、レビュー、フィードバックなどを絶賛募集中だそうです。「STARTUP 優れた起業家は、何を考えどう行動したか」を読まれた際にはぜひ、ハッシュタグ「#STARTUP本」で、感想をtwitterやFacebookなどで発信してみてください。
前述のとおり、堀社長は非常に熱心な方なので、すべての感想に目を通されると思います!(私も早速この記事を「#STARTUP本」で、twitterとFacebookで投稿します!)
STARTUP 優れた起業家は、何を考えどう行動したか
著者:堀新一郎・琴坂将広・井上大智
岡田 留理(おかだ るり)
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